修理業者を呼ぶorセルフ修理
パッキン交換で対処できるケースを中心に、水漏れ修理はセルフ修理することが可能です。
部品はホームセンターなどで手に入りますし、YouTubeなど動画配信サービスが普及したことで分かりやすく手順を解説している動画が多数あります。
作業の難易度はそれほど高くないですが、部屋中を水浸しにして、バルブなどのネジ山を潰してしまう失敗リスクや拘束時間を取られるデメリットがあります。
水漏れが起こった際に修理業者を呼ぶのとセルフ修理で対処する場合を比べたメリット・デメリット、注意点をまとめました。
パッキン交換は一度習得すると役に立つ
水道のパッキンは10年前後でゴムが劣化してしまいます。
新築から10年以上経過して水漏れが発生した場合は、時間の経過とともに他の水回りもパッキンを理由にした水漏れが発生するリスクがあります。
修理業者に依頼した場合、1回あたりの修理費用の目安は8,000円前後です。
自分で修理する場合はホームセンターなどでパッキンを買うほか、安定して作業できる大きな工具(主にモンキーレンチ)を買う必要があります。
部品を買いに行く手間や工具の購入費用を考えると、業者を呼んだ方が割安に感じるかもしれないですが、パッキン交換のスキルを習得しておくと将来的に役立ちます。
キッチン、洗面所、シャワーなど水回りが相次いでパッキン交換が必要になるリスクがあるので、将来的に他の水回りの修理が必要になるのかを考慮して検討しましょう。
人それぞれの価値観で変わりますが、近い将来に引っ越しや建て替えの予定があって1回のみで対処できるのであれば業者を呼んで解決した方が無難です。
今後もパッキンの劣化による水漏れが懸念する場合は、セルフ修理に挑戦してみる価値が高いです。
なお、パッキン交換を業者に依頼した場合にかかる8,000円の目安は出張料込みの価格です。
修理業者によっては、今後懸念される蛇口もまとめてパッキン交換を依頼すれば、追加1部位に対して3千円前後で対処してもらえるケースもあります。
セルフ種類の注意点
水漏れに関連した水道修理は、まずは元栓をしめることから始めます。
工具を使った作業に入る前に蛇口を回して水が出てこなくなることを確認できるので、元栓をしめる手順さえ間違えなければ水浸しになるリスクはありません。
素人のセルフ交換で注意しないといけないのがネジ山を潰してしまうことです。
ドライバーや六角レンチを使う作業は少なく、多少はバルブの山を削っても大きなトラブルにはなりませんが、大きな失敗をすると後から業者を呼んで対処する際に追加料金を取られるケースがあります。
バルブを緩めるモンキーレンチは大きめの物を用意して、持ち手にパイプを噛ませて延長するなどテコの力を使って作業しましょう。
蛇口の形状によって分解する手順が変わってきて、使用する工具の大きさも部位によって変える必要があります。
セルフ交換する場合は、この先も使うことを考えて、状況に応じた最適な工具を購入して対処しましょう。